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にきび・にきび跡

にきびとは思春期以後、皮脂分泌の亢進などにより毛胞内(毛穴の中)に皮脂と角質がたまることからはじまり(炎症を伴うこともあり)、さらにそれが化膿してしまった状態です。また(成人の)にきびのようにホルモンの影響をうけてできるものもあります。段階も白にきびから炎症を伴うものまでさまざまなものがあります。また、にきびが治った後には、皮膚の赤みや凹凸や色素沈着といった、いわゆるにきび跡を残すこともあります。そのため、患者様ひとりひとりの状態に応じて、東大方式トレチノイン治療内服療法炭酸ガスレーザー治療スポットピーリングケミカルピーリングフォトフェイシャル(IPL光治療)イオン導入、ホームケアなどを使い分けてゆきます。


次々に新しいにきびが出てきている状態では、まずにきびの新たな発生を止めなければなりません。そのためには、にきびのもととなる皮脂腺に直接作用してそれらを萎縮させ、油が貯留しないようにする作用のある薬であるトレチノインの外用療法や、症状のひどい方にはより強力な、飲み薬による内服療法をおこないます。


にきびに細菌が感染して化膿すると、白い膿(う)みがたまってきます。この状態で放置すると、その部の皮膚が深部まで損傷を受け、後日にきびが治った後に、皮膚の凹みや、ときに凸を来たします。このような凸凹を予防するためには、一刻も早くそれらの化膿性の膿みを、皮膚に負担の少ないやり方で排出してやる必要があります。そのためには、炭酸ガスレーザーを使用して、皮膚を切開することなく、皮膚の中の膿みを外に出して化膿を沈静化させます。また、不幸にして皮膚に凹みを残したままにきびが治ってしまった場合には、へこみの部分を弱い酸性の薬品でスポットピーリングすることにより、凹みを浅くすることができます。


にきびあとの赤みに対しては、まず上に述べた治療法で新しいにきびの発生を抑えた上で、皮膚の赤みをターゲットとしたフォトフェイシャル治療をおこなって、赤みを早期に褪めさせます。ケミカルピーリングは、にきびが生じがちなお肌に施術することで、ニキビの発生を予防してくれます。また、イオン導入法でビタミンCを顔の皮膚に導入してあげることで、にきびが治った後の色素沈着やしみ・くすみを防ぐことができます。既ににきびあとに生じてしまった色素沈着・しみ・くすみについては、日光性のしみの治療に準じて、美白剤を併用するトレチノイン療法で軽快します。これらケミカルピーリングやビタミンC導入治療は、特別の化粧品を用いて一部ご自宅でおこなうこともできます。

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東大方式トレチノイン治療
 
トレチノインはニキビ、しみ、シワに非常に効果的な塗り薬です。角質をはがし(ピーリング)、表皮の細胞をどんどん分裂、増殖させ、皮膚の再生を促進します。(表皮が置き換えられるのには約2週間かかります。)その間、真皮でコラーゲンの増殖を起こし、皮膚の張り、小じわをの改善をもたらします。表皮内でもヒアルロン酸などの分泌を高め、皮膚をみずみずしく甦らせます。また、皮脂の分泌も抑えるので、ニキビ治療にも効果を発揮します。さらに、ハイドロキノンという強い作用の美白剤と併用することにより、さまざまなタイプのしみ(日光性色素斑、肝斑、にきびのあとなどの炎症性色素沈着等)を消すこともできます。
トレチノイン外用治療は患者様ご自身が、軟膏を塗布するホームケア治療です。
当クリニックでは、患者様のお肌に合わせてトレチノインの使用量をドクターが指導いたします。
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イオン導入
超音波
ビタミンCをイオン化し、皮膚に吸収されやすい状態で顔の皮膚に導入します。にきびや重症の日焼けなど、炎症を伴う病態のあとには顔の皮膚は炎症後色素沈着と呼ばれるしみやくすみが出やすくなります。ビタミンCは、さまざまな効用がありますが、強い美白作用もあり、イオン導入法を用いてそのような病態のあとの顔の皮膚に導入してあげることで、しみやくすみを強力に予防します。
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内服治療
 
アルダクトンや、飲むトレチノイン製剤であるロアキュタンという内服薬は、にきびのもとになる皮脂腺に直接作用して、これを萎縮させます。作用は一般に、トレチノイン外用治療より強力で、比較的重症のにきびの方に適しています。治療法は、処方されたお薬を毎日1〜3回内服するだけです。治療開始後約2週間から1ヶ月で皮脂が減ってくる効果が現れてきて、1ヶ月以降は標準的には新しいにきびがほとんど出来なくなります。
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